外壁塗装で失敗しない業者選び！見積内容や時期・塗料選びのコツ

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外壁塗装は、住まいを守り美観を保つための重要なメンテナンスですが、その費用は決して安くありません。
だからこそ、工事後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する事態は避けたいものです。
信頼できる業者選びから、適正な費用、そして将来を見据えた塗料選択まで、満足のいく結果を得るためには、いくつかの大切なポイントが存在します。
この記事では、大切な住まいを効果的に保護し、美しく長持ちさせるための塗装工事へと繋げるための情報について紹介します。

外壁塗装で失敗しない業者の見極め方

信頼できる業者の特徴を把握する

実績が豊富で、施工事例を多数公開している業者は、経験値が高い証拠と言えます。
また、顧客からの口コミや評判をインターネット上で確認したり、知人からの紹介などを参考にしたりすることも重要です。
さらに、質問に対して専門用語を避け、分かりやすく丁寧に説明してくれるか、現地調査をしっかり行い、建物の状態に合わせた最適な提案をしてくれるかどうかも、信頼性を判断する上で不可欠な要素となります。

保証内容とアフターサービスを確認する

塗装工事が完了した後も、安心して住み続けるためには、業者が提供する保証内容とアフターサービスを事前にしっかりと確認しておくことが極めて重要です。
一般的に、施工不良に対する保証期間は数年から10年程度とされていますが、保証の対象となる範囲（例：塗膜の剥がれ、ひび割れ、色褪せなど）や、万が一不具合が発生した場合の対応プロセス、そして定期的な点検やメンテナンスの有無なども含めて、具体的な内容を契約書で明記してもらうようにしましょう。

塗装費用で損しないための見積もりチェックのコツ

適正な費用相場を把握しておく

外壁塗装にかかる費用は、建物の規模、使用する塗料の種類、劣化状況などによって大きく変動するため、工事を依頼する前に、まずは地域や建物の条件に合わせた適正な費用相場を把握しておくことが、不当に高額な費用を請求されることを防ぐための第一歩となります。
インターネット上の相場情報サイトや、複数の業者から情報収集を行うことで、おおよその目安を知ることができます。

見積内容の明細を細かく確認する

提示された見積書には、工事内容、使用する材料、単価、数量などが細かく記載されているかを確認し、不明瞭な点や曖昧な表現がないかを注意深くチェックすることが肝心です。
具体的には、足場設置費用、高圧洗浄、下地処理、使用する塗料のメーカー名・品名・色・数量、職人の人件費などが項目ごとに明記されているかを確認し、もし抜けている項目があれば、追加で説明を求めるようにしましょう。
全体金額だけでなく、各工程の費用が妥当であるかを判断する材料となります。

追加費用が発生するケースを知っておく

契約時には想定されていなかった追加費用が発生するケースがあることを念頭に置いておくことも、費用トラブルを避ける上で重要です。
例えば、外壁の予想以上の劣化が見つかり、下地補修に想定以上の手間や材料が必要になった場合、あるいは、屋根や付帯部分の塗装も追加で依頼することになった場合などが挙げられます。
これらの予期せぬ費用が発生しうる状況を事前に業者に確認し、万が一の場合の対応についても話し合っておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

適切な時期と塗料選びで満足度を高めるには？

塗装工事に適した季節と時期を選ぶ

外壁塗装工事の仕上がりや耐久性に大きく影響するため、塗装に適した季節と時期を選ぶことは、工事の満足度を高める上で非常に大切です。
一般的に、気温が5℃以上、湿度が85%未満といった、塗料の乾燥や硬化に適した気象条件が整う春（3月〜5月）や秋（9月〜11月）が最適とされています。
逆に、梅雨時期や真夏、厳冬期は、雨や湿度、低気温の影響で工事が遅延したり、塗料の性能が十分に発揮されなかったりするリスクがあるため、避けるのが賢明です。

自宅の外壁材に合った塗料の種類を知る

現在、ご自宅の外壁に使用されている素材の種類を把握し、それに最も適した塗料を選ぶことが、塗装の効果を最大限に引き出し、建物を長持ちさせるための鍵となります。
例えば、窯業系サイディングにはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ
素樹脂塗料などが幅広く適していますが、金属系サイディングやモルタル壁、木造住宅など、素材の特性によって最適な塗料の種類や下地処理が異なります。
専門業者に相談し、ご自宅の外壁材に最適な塗料を選んでもらうことが重要です。

耐久性や機能性で塗料を比較検討する

塗料の種類を選ぶ際には、単に価格だけでなく、その塗料が持つ耐久性や、付加されている機能性に着目して比較検討することが、長期的な満足度へと繋がります。
耐久性の高い塗料（シリコン、フッ素樹脂など）は、塗り替えの頻度を減らし、トータルコストを抑える効果が期待できます。
また、近年では、夏場の室温上昇を抑える遮熱塗料、雨水で汚れを落とすセルフクリーニング機能を持つ塗料、防水性を高める塗料など、様々な機能を持つ塗料が登場しています。
ご自宅の立地環境や、どのような効果を最も重視するかを考慮して、最適な塗料を選びましょう。

まとめ

外壁塗装は、住まいを長持ちさせ、美観を保つための重要な投資です。
後悔や失敗を避けるためには、まず信頼できる業者を慎重に見極めることが肝心であり、提示された見積内容を隅々まで確認し、適正な価格であるか、追加費用が発生する可能性はないかを事前に把握することが不可欠です。
さらに、工事に適した季節を選び、ご自宅の外壁材や求める機能に合った塗料を選択することで、塗装の効果を最大限に引き出し、長期的な満足度を得ることができます。
これらのポイントを踏まえて、計画的に進めることで、大切な住まいをより良い状態に保ち、長期的な満足度へと繋げることができるでしょう。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。