家の顔とも言える外観。
その美しさは、屋根や外壁だけでなく、細部にも気を配ることでさらに際立ちます。
特に、屋根の端を飾る破風板は、雨風から家を守る重要な役割を担いながら、同時に家の印象を大きく左右する存在です。
しかし、長年の風雨にさらされ、気づけば破風板の塗装が剥がれ、色あせている…そんな経験はありませんか。
実は、破風板の適切な塗装は、家の寿命を長く保つための重要なメンテナンスの一つなのです。
今回の記事では、破風板塗装の最適な時期と方法について解説します。
※景観法の規定に基づき、お好みの色を使用できない場合がございます。
お住まいのエリアによって異なりますので、一度ご相談ください。
破風板塗装の最適な時期
塗装の劣化サインの見分け方
破風板の塗装が劣化しているかどうか、判断に迷う方もいるかもしれません。
いくつかのチェックポイントがあります。
まず、表面にひび割れや剥がれがないかを確認しましょう。
また、チョーキング現象(指で触ると白い粉が付く)も劣化のサインです。
さらに、変色や色あせも、塗装の寿命が近づいている可能性を示唆しています。
これらのサインが見られたら、専門業者への相談を検討しましょう。
早めの点検が、より大きな被害を防ぐことに繋がります。
早めの塗装がもたらすメリット
破風板の塗装は、単なる見た目の問題ではありません。
劣化が進むと、雨漏りや腐食などの深刻な問題につながる可能性があります。
早めの塗装は、これらのリスクを軽減し、家の寿命を延ばすことに繋がります。
また、適切な時期に塗装することで、費用を抑えることも可能です。
小さな劣化を見逃さず、早めに対処することで、長期的な視点で家の維持管理を行うことができます。
最適な時期の判断基準
破風板の塗装時期は、材質や劣化状況によって異なります。
木材の場合は、5~6年を目安に、状態を確認することが重要です。
窯業系や金属系でも、10年以上経過している場合や、劣化サインが見られた場合は、塗装を検討すべきです。
定期的な点検と専門家のアドバイスを参考に、最適な時期を判断することが大切です。
特に、木材は他の素材に比べて劣化が早いため、注意が必要です。
破風板塗装の適切な方法
専門業者への依頼が有効な理由
DIYで塗装することも可能ですが、高所作業となるため、安全面でのリスクが非常に高いです。
また、専門知識や技術がないと、下地処理が不十分になり、塗装の剥がれや耐久性の低下につながる可能性があります。
専門業者であれば、適切な下地処理、塗料の選定、そして安全な作業を確実に行います。
仕上がりの美しさだけでなく、安全面、耐久性という観点からも専門業者への依頼がおすすめです。
塗装工程と必要な準備
一般的に、破風板の塗装工程は、洗浄、ケレン作業(旧塗膜除去)、下塗り、上塗りの順で行われます。
洗浄では、高圧洗浄機などで汚れを落とします。
ケレン作業は、塗料の密着性を高めるために非常に重要です。
その後、下塗り材を塗布し、上塗り材を2回塗り重ねます。
作業前に、必要な材料や道具を準備しておくことが、スムーズな作業に繋がります。
専門業者に依頼する場合は、業者と綿密な打ち合わせを行い、工程を確認しておきましょう。
塗料選びのポイント
破風板の材質に合った塗料を選ぶことが重要です。
木材には、木材の呼吸を妨げない通気性の良い塗料が適しています。
金属系には、サビ止め効果のある塗料を選びましょう。
窯業系には、吸水性を抑える効果のある塗料がおすすめです。
専門業者であれば、最適な塗料を選定し、提案してくれるでしょう。
塗料の色選びも重要です。
屋根や外壁の色との調和を意識し、全体のバランスを考慮しましょう。
破風板塗装の費用と色選び
塗装費用を抑える方法
塗装費用は、破風板の面積や劣化状況、使用する塗料によって異なります。
費用を抑えるためには、劣化が軽度なうちに塗装を行うことが効果的です。
また、使用する塗料の種類によっても費用は変動します。
業者に見積もりを依頼し、検討することも重要です。
業者によっては、お得なプランや割引キャンペーンを実施している場合がありますので、確認してみましょう。
破風板と外壁の色の調和
破風板の色は、屋根や外壁の色との調和が大切です。
同系色で統一感を出すか、アクセントカラーで個性を出すか、様々な選択肢があります。
全体的なバランスを考慮し、家の雰囲気に合った色を選びましょう。
色選びに迷った場合は、専門業者に相談してみるのも良いでしょう。
プロの視点から、適切な色を提案してくれます。
人気の塗装色と選び方
近年は、落ち着いた色合いのものが人気です。
例えば、ブラウン系やグレー系は、どんな住宅にも合わせやすく、上品な印象を与えます。
一方、ホワイトやベージュは、明るく清潔感のある印象を与えます。
しかし、白色は汚れが目立ちやすいので、注意が必要です。
色選びは、家のデザインや周囲の環境などを考慮し、慎重に行いましょう。
サンプルなどを活用し、実際に色を確認してから決定するのがおすすめです。
まとめ
破風板の塗装は、家の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばす上で重要なメンテナンスです。
劣化サインに気づいたら、早めの点検と適切な処置が不可欠です。
専門業者に依頼することで、安全で高品質な塗装を実現できます。
最適な時期、適切な方法、費用、色選びなど、様々な要素を考慮し、家の状態に合った塗装を行いましょう。
定期的なメンテナンスを心がけ、長く安心して暮らせる住まいを維持していきましょう。
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編集者プロフィール

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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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