雨樋は家の外観を左右する重要な要素でありながら、そのデザイン性まで意識する人は少ないかもしれません。
しかし、適切な雨樋選びは、家の美観を向上させるだけでなく、機能性も高めることに繋がります。
今回の記事では、雨樋のデザインの種類から、おしゃれに見せるための選び方、そしてメンテナンス方法まで、雨樋に関する情報について解説します。
新築やリフォームを検討中の方、おしゃれな家づくりを目指している方の参考になれば幸いです。
雨樋のデザイン種類と特徴
角型雨樋の魅力と注意点
角型雨樋は、その直線的なデザインがモダンな住宅に良く合います。
また、排水能力が高いという機能的なメリットも持ち合わせています。
特にゲリラ豪雨などの集中豪雨が多い地域では、高い排水能力が求められるため、角型雨樋は有効な選択肢となります。
一方で、角型雨樋は価格がやや高めであること、デザインによっては目立ちやすいという点に注意が必要です。
設置場所や色選びを工夫することで、目立ちにくくする工夫も可能です。
丸型雨樋のメリットとデメリット
丸型雨樋は、古くから使われている伝統的なデザインで、多くの住宅で見かけることができます。
そのシンプルな形状は、様々な住宅スタイルに馴染みやすく、価格も比較的安価です。
ただし、排水能力は角型雨樋に比べて低いため、豪雨時の排水能力が心配な場合は、設置場所やサイズを検討する必要があります。
また、デザインの選択肢が角型雨樋に比べると少ないという点も考慮すべきでしょう。
その他デザイン雨樋の種類と用途
角型や丸型以外にも、様々なデザインの雨樋が存在します。
例えば、リバーシブル型は片側が角型、もう片側が丸型になっているため、排水能力とデザイン性を両立したい場合に最適です。
また、雪国などでは、雪の重みに耐えうる特殊な形状の雨樋が使用されることもあります。
これらの特殊な形状の雨樋は、地域や気候に合わせて選択することが重要です。
さらに、近年では、素材や色にもバリエーションが増え、住宅のデザインに合わせた選び方ができるようになってきています。
雨樋をおしゃれにするためのポイント
素材選びで変わる雨樋の印象
雨樋の素材は、その見た目や耐久性に大きく影響します。
一般的な素材としては、塩化ビニル、アルミ、ガルバリウム鋼板、ステンレス、銅などがあります。
塩化ビニルは安価で軽量ですが、耐久性がやや劣ります。
一方、アルミやステンレスは耐久性に優れ、高級感も演出できます。
ガルバリウム鋼板は、錆びにくく、メンテナンスの手間が少ない点が魅力です。
銅は経年変化による独特の風合いが楽しめる一方、価格が高めです。
素材を選ぶ際には、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス性、予算なども考慮する必要があります。
カラーコーディネートで雨樋を目立たなくする
雨樋の色選びは、家の外観全体の印象を大きく左右します。
雨樋が目立たないようにするには、外壁の色と調和させることが重要です。
外壁の色と近い色を選ぶことで、雨樋の存在感を抑え、すっきりとした印象に仕上げることができます。
また、屋根や窓枠の色と合わせるのも効果的です。
特に、シンプルなデザインの家では、雨樋の色が全体の印象を大きく変えるため、慎重に色を選ぶ必要があります。
ただし、同じ色にするだけでなく、微妙なトーンの違いで、より洗練された印象にすることも可能です。
設置場所とデザインの調和
雨樋の設置場所も、デザイン性を考慮する上で重要なポイントです。
目立つ場所に設置する場合は、デザイン性の高い雨樋を選び、逆に目立たせたくない場合は、シンプルなデザインの雨樋を選ぶなど、設置場所に合わせて雨樋のデザインを選ぶことが重要です。
例えば、家の正面など、視線が集まりやすい場所には、デザイン性の高い雨樋を選ぶことで、家の魅力を高めることができます。
一方、裏側や側面など、あまり目立たない場所には、シンプルなデザインの雨樋で十分です。
また、雨樋の形状も、家のデザインと調和するように選ぶ必要があります。
例えば、モダンなデザインの家には角型雨樋が、和風なデザインの家には丸型雨樋が合うなど、家のスタイルに合った雨樋を選ぶことが大切です。
雨樋の機能性とメンテナンス
雨樋の役割と重要性
雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水を安全に排水するための重要な設備です。
雨樋がない場合、雨水は家の基礎や外壁に直接当たり、建物の劣化を早める原因となります。
また、雨水が地面に流れ込むことで、土壌の浸食や地盤沈下を引き起こす可能性もあります。
さらに、雨水が家の壁を伝うことで、カビや藻の発生、外壁の汚れにも繋がります。
雨樋は、建物の寿命を延ばすためにも不可欠な設備と言えるでしょう。
適切なメンテナンスで雨樋を長持ちさせる
雨樋は、常に雨や風、紫外線などの影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
落ち葉やゴミなどが詰まると、排水不良や雨漏りの原因となるため、定期的に清掃を行うことが重要です。
また、破損や劣化がないか、定期的に点検することも大切です。
特に、台風などの自然災害後は、必ず点検を行い、必要であれば修理や交換を行うようにしましょう。
自分でメンテナンスを行うのが難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
鎖樋のメリットとデメリット
鎖樋は、雨樋の一種ですが、管状ではなく鎖のような形状をしています。
独特のデザインは、和風建築などによく合います。
また、雨水が鎖状に流れ落ちる様子は、見ていて美しいというメリットもあります。
しかし、鎖樋は、ゴミが詰まりやすいというデメリットがあります。
また、排水能力も管状の雨樋に比べて低いため、豪雨時の排水能力が心配な場合は、設置場所やサイズを検討する必要があります。
まとめ
この記事では、雨樋のデザインの種類、おしゃれに見せるための選び方、素材、メンテナンス方法について解説しました。
雨樋は、建物の機能性と美観を両立させる上で重要な要素です。
素材や色、デザイン、設置場所などを考慮し、家のデザインに合った雨樋を選ぶことで、より魅力的な外観を実現できます。
定期的なメンテナンスを行うことで、雨樋の寿命を延ばし、建物を長持ちさせることも可能です。
雨樋選びに迷った際は、この記事を参考に、最適な雨樋を見つけてください。
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編集者プロフィール

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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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