雨樋が詰まる原因と対策!詰まりを防ぐ方法とメンテナンス費用について解説

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家のメンテナンスは、快適で安全な住環境を維持するために非常に重要な要素です。
その中でも特に見落とされがちなのが「雨樋(あまどい)」の管理です。雨樋が正常に機能しない場合、屋根や外壁への水の侵入、基礎部分の腐食、さらには建物全体の構造的劣化を招く可能性があります。

特に雨樋の詰まりは、水はけ機能を失わせる大きな要因の一つであり、日常的な点検と適切な対応が求められます。
今回の記事では、雨樋が詰まる主な原因、解消法、そして維持管理にかかる費用について解説します。

雨樋が詰まる主な原因

落ち葉や枝が主な原因

雨樋に詰まりを引き起こす最も代表的な要因は、風で飛ばされてきた落ち葉や木の枝です。
特に周囲に落葉樹が多い地域では、秋から冬にかけて大量の葉が雨樋に入り込み、蓄積することで排水が妨げられるケースが非常に多く見られます。

雨樋が詰まると、雨水が正しく流れず、溢れた水が軒下や外壁を伝って流れるようになり、シミやカビの発生、木材の腐食などを引き起こす恐れがあります。
また、放置しておくと落ち葉が湿気を含んで腐敗し、さらに頑固な詰まりを引き起こす原因にもなります。

動物の巣作りによる詰まり

小鳥、ハト、ムクドリ、さらにはリスやネズミといった小動物が、雨樋を巣作りの場所として選ぶことも珍しくありません。
これらの動物は枝や枯草、毛やビニールなどを持ち込んで巣を構築し、それが排水を完全に塞ぐ要因となります。
さらに厄介なのは、動物の巣がダニや害虫の温床になることがあり、衛生面にも悪影響を及ぼす点です。
こうした巣作りは見つけにくく、発見時にはすでに排水トラブルが発生していることも多いため、定期的な目視点検が不可欠です。

屋根の汚れやゴミが原因

屋根の表面には、思いのほか多くのゴミがたまります。たとえば、砂埃、苔、小石、屋根材の劣化による破片などが雨水とともに流れ込み、雨樋の中で堆積します。
特にL字型やT字型の接続部分、または集水器のような狭く複雑な構造部分ではゴミが引っかかりやすく、そこに新たなゴミが溜まりやすくなります。
一見目立たないこれらの汚れも、長期間放置されることで固まり、通常の掃除では除去しづらくなるため、定期的な確認が必要です。

雨樋の詰まりを解消する方法は?

定期的な清掃が基本

雨樋のメンテナンスで最も重要かつ基本的な対策は、定期的な清掃です。
目安としては、春と秋の年2回が理想ですが、特に落ち葉が多くなる秋の終わりから冬の初めにかけては、掃除の頻度を増やすと効果的です。
清掃の際には、脚立や軍手、ゴミを掻き出すヘラ、集水器の網などを使用し、安全を確保しながら作業を行うことが大切です。
また、清掃前には必ず天気予報を確認し、晴天が続く日に実施することで、湿気によるスリップや作業効率の低下を避けられます。

高圧洗浄で詰まりを解消

手作業で取り切れない汚れや、雨樋の奥に詰まった頑固なゴミには、高圧洗浄機を使う方法が効果的です。
ノズルを雨樋の内部に挿入し、水圧でゴミを押し流すことで、排水ルートをすっきりとクリアにできます。
ただし、高圧洗浄には適切な水圧調整が必要で、誤って接続部を破損するリスクもあるため、操作に自信がない場合はプロへの依頼が安心です。
多くの清掃業者では、雨樋清掃専用の高圧装備を備えており、安全かつ確実に清掃してくれます。

雨樋のメンテナンス費用

プロに依頼した場合の費用感

専門業者に清掃を依頼する場合、その費用は建物の大きさ、作業の範囲、地域相場などによって異なりますが、一般的には1回あたり5,000円~30,000円程度が相場です。
1階建ての小規模な住宅であれば比較的安価で済みますが、2階建て以上や複雑な屋根構造を持つ住宅の場合は、足場の設置が必要になることもあり、その分コストが上昇します。
ただし、業者によるプロの施工は、短時間で確実に汚れを除去できるほか、雨樋の破損箇所や修理が必要な部分も同時にチェックしてもらえるという大きなメリットがあります。

定期メンテナンスの契約とその利点

雨樋のトラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法が、「定期メンテナンス契約」の活用です。
これは、1年に1~2回の定期的な点検・清掃を業者に依頼する契約で、月額あるいは年額で管理することが一般的です。
費用は年間1万~5万円程度と幅がありますが、緊急時の対応を含めたプランや、修理割引が含まれるサービスもあり、トータルで見ると非常に経済的です。
また、忙しい方や高齢者の方にとって、定期契約による自動点検は「安心を買う」選択とも言えるでしょう。

まとめ

今回は、雨樋が詰まる主な原因として、落ち葉や枝などの自然由来のデブリ、小動物の巣作り、屋根から流れ落ちる汚れや細かなゴミがあることを解説しました。
こうした問題を予防・解消するためには、定期的な清掃の実施、高圧洗浄の活用、専用ツールによるセルフメンテナンスが効果的です。

また、雨樋の維持管理にかかる費用については、自分で行う場合の初期コストと、業者に依頼する際の価格帯、さらには定期契約による長期的なコスト削減効果も紹介しました。
雨樋の適切な管理は、建物の寿命を延ばし、結果として高額な修繕費用を回避するための賢明な投資です。日頃から意識を持って、トラブルのない快適な住まいを維持していきましょう。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。