【中野市I様邸】土蔵の壁が風雨で傷んできたので、これ以上壊れないように今後のことも考えてモルタルで修繕しました

工事後 中野市

悩みゴト・困りゴト

もう土蔵全体が古くて傷んでいるが、特に西面の壁が風雨で壊れてきたから何とかこれ以上壊れないようにできないかということで問い合わせがありました。

工事後

工事後

工事前

工事前

工事用データ

工事内容:土蔵外壁補修

工事箇所:西面土壁

工事期間:36日

工事金額:20万円~25万円(税別)


提 案

当初は鉄板サイディングを張る見積もりを提案していたが予算に合いませんでした。そこで、左官工事による壊れた箇所の部分補修に変更しました。見積もりの為に左官屋さんに現場を確認してもらうと何件もやっているいい方法があるということで、その方法で土蔵西面全体の補修することに決まりました。予算的にもI様に納得していただきました。

工事前写真

工事前01

工事前01:全景

こちらは漆喰仕上げではなく、土壁になっています。

工事前02

工事前02:壁破損個所

西面全面にヒビわれが進んでいます。角の周辺は長年の風雨により剥がれて落ちてしまいました。

工事中写真

工事中01

工事中01:水切り取付け

壁に当たって流れた雨が木製の腰壁に流れていかないようにトタンで細工をしています。

工事中02

工事中02:下地作り

既存の土壁にラス網を取付けます。ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。今回の場合そのラス網自体が既存土壁から剥がれないようにするために土壁の中にある木材にビスを打ちます。土壁は厚みがあるので21cmとか24cmの長さのビスを使用します。そして、ビス頭同士を針金で繋ぐことによってラス網が土壁から剥がれないようにします。

工事中03

工事中03:下塗り

ラス網の上から下塗りでモルタル塗りました。

工事後写真

工事後01

工事後01:完成(工事箇所全景)

今回は中塗りを仕上げとしました。

工事後02

工事後02:破損個所

I様もこれだったら大丈夫だなとご納得いただけました。とりあえず、これ以上壊れることがなくなったので一安心とのことでした。仕上げはまたやりたくなったらお願いするとのことでした。

編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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