悩みゴト・困りゴト
以前から3階の雨樋から雨水がポタポタと落ちていた。2年前に屋根と外壁塗装工事をした時に業者(塗装屋)に雨樋のコーキングをしてもらった。しかし、最近になってまた雨水がポタポタと落ちてくるようになって来たので何とかして欲しい。
工事後

工事前

工事用データ
工事内容:雨樋・破風板・軒天取替え工事
工事箇所:3階南面雨樋・破風板・軒天
工事期間:66日間
工事金額:80万円~85万円(税別)
提 案
3階建ての住宅なので、地上からまたは屋根から確認しても原因が特定できませんでした。そこで、お客様と相談して仮設足場を立てて雨の日に確認するということに決めました。それで確認したところ、破風板が腐敗して巻いてあった鉄板も下にさがり、その隙間から雨水が中に侵入して、軒天を劣化させていた。それがわかったので、雨樋・破風板・軒天を撤去して、新たに取付ける工事内容を提案させていただきました。
工事前写真

工事前01:
最初のきっかけが何だったのか特定はできませんが、原因は唐草と破風板鉄板巻きの隙間です。これは足場がないと見つけるのが難しかったです。
工事前02:
この動画で雨水の流れがわかるかもしれないのでとりあえず載せときます。
工事中写真

工事中01:
工事内容が決まってないですが足場を立てました。こんなこともあります。

工事中02:
雨樋、軒天、破風板を撤去後、新しいものを取付けていきます。まずは破風板です。

工事中03:
次は軒天を貼って、軒天の塗装です。

工事中04:
最後に雨樋を新しくして、もう一つは今回新しいものを取付けました。それが雨水誘導板です。雨水を確実に雨樋に落とすためのものです。

工事中05:
唐草の内側に差し込んで、雨樋の内側に雨水が入り込まないようにするスチール製の板です。
工事後写真

工事後01:
雨樋の受け金物は特注モノなので既存を利用して費用を抑えました。

工事後02:
色々と時間はかかりましたが無事に終了いたしました。ありがとうございます。
編集者プロフィール

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1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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