瓦が落ちたときの応急処置!台風後の家屋を守る対策方法

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台風シーズンが近づくと、瓦屋根の安全性に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
強風や大雨による瓦の損傷は、住宅の構造的な問題につながる可能性があります。

しかし、適切な対策と知識を持つことで、台風による被害を最小限に抑えられるのです。
今回の記事では、瓦屋根が台風などの自然災害にどのように対処すれば良いかを解説し、万が一の際の応急処置方法についてご紹介します。

□台風に対する瓦屋根の真実と安全対策

台風が瓦屋根に与える影響は大きく、強風によって瓦が割れたり、剥がれたり、ズレたりする可能性があります。
特に、瓦が適切に固定されていない場合、被害のリスクが高くなります。
一方で、しっかりと固定された瓦屋根は、台風の強風にも対抗できるのです。

1:瓦の固定方法の重要性

瓦屋根の安全性を確保するには、瓦一枚一枚を確実に固定することが重要です。
従来の桟木に瓦をひっかける方法では、強風で瓦が飛散してしまう可能性があります。
近年では、瓦同士をしっかりと噛み合わせ、一枚ずつ固定する「防災瓦」が注目されています。
この工法により、瓦のズレや飛散を防げます。

2:定期的なメンテナンスの必要性

瓦屋根の状態を定期的にチェックし、必要に応じてメンテナンスを行うことも大切です。
経年劣化や吸水による瓦の割れ、固定具の緩みなどを早期に発見し、修繕することで、台風による被害を未然に防げます。

3:屋根材の選択肢

新築や屋根の葺き替えを検討している場合、ガルバリウム屋根も選択肢の一つです。
ガルバリウム屋根は耐用年数が長く、錆びにくい上に強風にも強いという特徴があります。
予算と地域の気象条件を考慮して、適切な屋根材を選ぶことが賢明です。

□瓦が落ちたときの応急処置法

万が一、台風で瓦が飛ばされて落ちた場合、素早い応急処置が必要です。
ここでは、あなたが自分で行える応急処置の方法をいくつかご紹介します。

1:ビニールシートをかける

数枚の瓦が破損した場合、その部分にビニールシートをかぶせて応急処置を行います。
シートの上端を上の瓦に差し込み、周辺をアクリル粘着テープで固定します。
この方法は、面積が小さい破損に適しており、費用は2〜3万円程度です。

2:マスカーテープを貼る

屋根の棟部や幅が狭い破損箇所には、マスカーテープを貼って応急処置をすることもできます。
マスカーテープは片側に粘着剤が付いているため、作業が比較的簡単です。
ただし、シートが薄いため、短期間の使用に適しています。
費用は2〜3万円程度です。

3:ブルーシートをかける

被害が広範囲に及ぶ場合は、ブルーシートを使った応急処置が効果的です。
厚手のブルーシートを使用し、桟木などで固定します。
雨漏りを防ぐために、縦方向に桟木を留め付けるのがポイントです。
費用は面積によって異なりますが、3〜10万円程度が目安です。

□まとめ

瓦屋根は、適切な固定と定期的なメンテナンスにより、台風などの自然災害に対抗できます。
防災瓦の採用や屋根材の選択も、安全性を高める上で有効な手段です。
万が一、台風で瓦が飛ばされてしまった場合は、ビニールシート、マスカーテープ、ブルーシートなどを使った応急処置で対応しましょう。
専門家に相談しながら、自宅の瓦屋根を守るための知識を深めていくことが大切です。

 

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    編集者プロフィール

    小笹 正幸
    小笹 正幸
    1970年生まれ。建築業界歴29年。
    大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
    「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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