屋根の雨漏り原因究明!早期発見に向けて徹底解説!

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屋根から雨漏りがする…そんな事態は、不安でいっぱいになりますよね。
原因が分からず、どこをどう直せばいいのか途方に暮れてしまうかもしれません。
実は、雨漏りの原因は一つとは限りません。
屋根を構成する様々な部位の劣化や、施工時のミスが複雑に絡み合っていることも少なくありません。

今回の記事では、雨漏りの原因についてご紹介します。
雨漏りでお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

屋根の雨漏り原因特定

屋根材の劣化症状

屋根材の劣化は、雨漏りの原因の一つです。
瓦屋根では、瓦のズレや割れ、浮きなどが隙間を作り、雨水の浸入経路となります。
スレート屋根では、踏み割れや浮き、反りが原因となるケースが多いです。
金属屋根の場合、雨や雪、紫外線による錆びや腐食によって穴が開き、雨漏りを招くことがあります。
これらの屋根材の劣化は、経年劣化によるものだけでなく、強風や地震などの自然災害によっても引き起こされます。

また、屋根材の下にあるルーフィング(防水シート)の状態も重要です。
ルーフィングが劣化していると、屋根材の小さな隙間からでも雨水が浸入しやすくなります。
ルーフィングの寿命は種類によって異なり、15年から50年程度と幅があります。

板金の劣化と損傷

屋根の雨漏りの原因として、実は屋根材よりも板金の劣化が大きな割合を占めているケースが多いのです。
屋根には、谷どい板金、棟板金、雨押え板金など、様々な種類の板金が使われています。
これらの板金は、雨水が集中しやすい弱点部位に取り付けられているため、経年劣化によるサビや腐食、損傷が起こりやすく、雨漏りの原因になりやすいのです。

特に、トタンなどの耐久性の低い板金を使用している古い建物では、10年程度で穴が開いてしまうこともあります。
近年では耐久性の高いガルバリウム鋼板などが使用されるようになりましたが、それでも瓦などの屋根材に比べると耐久性は劣ります。
板金の劣化は、目立たない部分でゆっくりと進行するため、雨漏りが発生するまで気づかないケースも少なくありません。

ルーフィングの経年変化

ルーフィングは、屋根材と板金の間に敷かれる防水シートです。
屋根材や板金が劣化しても、ルーフィングが機能していれば雨漏りを防ぐことができます。
しかし、ルーフィングにも寿命があり、経年劣化によって防水機能が低下すると、雨漏りの原因となります。

ルーフィングの寿命は、製品によって異なりますが、一般的には20年程度と言われています。
新築時に高耐久性のルーフィングが使用されていることは少なく、築後20年以上経過している場合は、ルーフィングの機能がほぼ失われていると考えるべきでしょう。
ルーフィングの劣化は、目視で確認することが難しいため、専門業者による点検が必要です。

雨漏りのメカニズム解説

雨水が侵入する経路

雨水は、屋根材、板金、ルーフィングの劣化部分や、施工不良によって生じた隙間から浸入します。
例えば、屋根材の割れ目やズレ、板金のサビ穴、ルーフィングの破れなどが雨水の浸入経路となります。
また、屋根と壁の接合部や、棟部、谷部などの複雑な形状の部分も雨漏りが起こりやすい場所です。
雨水はこれらの隙間から浸入し、屋根裏に流れ込み、天井や壁に雨染みやシミとして現れます。
場合によっては、室内にまで水が漏れてくることもあります。

劣化による雨漏り発生

屋根材、板金、ルーフィングの経年劣化は、雨漏りの主要な原因です。
屋根材の劣化は、ひび割れやズレ、腐食など様々な症状として現れます。
板金はサビや腐食により穴が開き、雨水が浸入します。
ルーフィングは、紫外線や雨水の影響で劣化し、防水機能が低下します。
これらの劣化は、徐々に進行するため、雨漏りが発生するまで気づかないこともあります。
そのため、定期的な点検が非常に重要です。

施工不良による雨漏り

屋根の施工不良も、雨漏りの原因となります。
例えば、屋根材の重ね合わせが不十分であったり、板金の取り付けが適切でなかったり、ルーフィングの施工が不完全であったりすると、雨水が浸入しやすくなります。
また、屋根と壁の接合部など、施工が複雑な部分での手抜き工事も雨漏りの原因になりやすいです。
特に、屋根と外壁の取り合い部、コロニアルの縁切り処理などは注意が必要です。
これらの施工不良は、新築時だけでなく、リフォーム工事時にも起こりうるため、施工業者選びが重要となります。

雨漏り対策と業者選び

早期発見の重要性

雨漏りは、早期発見・早期対応が非常に重要です。
雨漏りを放置すると、建物の腐食が進み、修理費用が高額になるだけでなく、建物の寿命を縮めることにも繋がります。
また、雨漏りによって室内にカビが発生するなど、健康被害を及ぼす可能性もあります。
天井にシミやカビ、クロスのはがれ、雨音などが聞こえる場合は、雨漏りの可能性があります。
このような症状を発見したら、すぐに専門業者に相談しましょう。

適切な業者選びのポイント

雨漏りの修理を依頼する際には、業者選びが非常に重要です。
経験豊富な業者を選ぶことはもちろん、対応の迅速さや丁寧さも確認することが大切です。
また、施工後のアフターサービスについても確認しておきましょう。
悪徳業者に騙されないよう、注意が必要です。

修理・補修方法の選択

雨漏りの修理・補修方法は、原因や状況によって異なります。
屋根材の交換、板金の修理・交換、ルーフィングの張り替えなど、様々な方法があります。
また、雨漏りの原因が特定できない場合は、原因究明のための調査が必要となる場合もあります。
修理・補修方法を決定する際には、専門業者と相談し、最適な方法を選択しましょう。

まとめ

雨漏りは、屋根材、板金、ルーフィングの劣化や、施工不良が原因で発生します。
雨漏りを放置すると、建物の腐食やシロアリ被害、健康被害など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
そのため、早期発見・早期対応が非常に重要です。
雨漏りが発生したら、まずは原因を特定し、適切な修理・補修方法を選択することが大切です。
そして、信頼できる専門業者に依頼し、安心安全な施工を受けることが重要です。
定期的な屋根の点検も忘れずに行いましょう。

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。