外壁塗装の剥がれを見つけたら?原因と対処法について解説します

ブログ

外壁はおよそ10-20年が塗装の時期だと言われています。
では、塗装が剥がれ始めてきてしまった場合にはどうすればよいのでしょうか。
今回の記事では、外壁が剥がれてきてしまい、お困りの方のために原因と対処法についてご紹介します。

□なぜ外壁塗装は剥がれるの?原因についてご紹介

外壁の塗装が剥がれてしまう理由は主に2つあります。
それは、「施工不良」と「経年劣化」です。
塗料の耐久年数を下回って塗料が剥がれてきた場合は施工不良と考えて良いでしょう。
また、使用した塗料によって耐久年数は異なるので不明な場合は塗装会社に確認するようにしましょう。

施工不良の場合には、以下のような原因が考えられます。

1.塗料の下塗りが足りていない
2.下塗りの時の塗料が適していない
3.下塗り材が適していない
4.下地処理不足
5.塗装時の乾燥不足、天候

以上の5つの理由より、下準備が完成時に大きく影響してくることがわかります。
特に、下塗り材は塗料によって使用できる下地が細かく決められているほど、重要な工程です。
塗装の際には以上の5つのポイントを怠っていないか確認するようにしましょう。

また、経年劣化の場合には、以下のような原因が考えられます。

1.紫外線のダメージ
2.潮風によるダメージ
3.ひび割れによる影響

紫外線によるダメージの際には、触ったときに白い粉のようなものが付く現象(チョーキング現象)が起こります。
これは耐水性が弱まっている証拠であり、放置していると剥がれに繋がるので実際に剥がれる前に対処しましょう。

□外壁塗装の剥がれた時の対処法についてご紹介

施工不良と経年劣化で剥がれが起こった時の対処法は異なるため、順番にご紹介していきます。

*施工不良の場合

施工不良が認められた場合には、施工保証で補える場合があります。
施工保証には塗料会社の施工保証、第3者保証、塗料メーカーの保証の3種類があります。

施工保証を受けるためには、全ての塗装の工程を依頼した塗装会社が行っていることと、塗装会社に落ち度があることが条件です。
保証を受けられる期間は塗装会社によって様々ですので、塗装してもらう時に確認しておきましょう。
また、耐久年数が過ぎる前に剥がれてきたとしても、その原因が災害や施工箇所以外の破損だった場合は補償を受けられません。

仮に、施工保証が使えなくても助成金や火災保険で補修できる場合もありますので条件に該当しているか確認しましょう。

*経年劣化の場合

10年以上経過して塗装が剥がれてしまったときは、経年劣化によるものと判断してよいでしょう。
反対に考えれば、前回塗装を行った塗装会社はきちんと施工してくれていたということですので、再度同じ塗装会社に頼むことが一番の近道でしょう。

□まとめ

外壁の剥がれは放置しておくと、家を支える部分にまで影響し、再度塗装することでは補強出来ない場合もあります。
剥がれを発見したら早めに補修することで長く安全に保てます。
外壁について不安な点があれば、ぜひ一度当社にご相談ください。

ブログ一覧へ戻る

編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
お問い合わせはこちら