高い耐久性の外壁材の選び方とは?あなたの家を守る最良の選択について

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質とコストパフォーマンスを重視し、自宅の長期的な保全に興味がある方には、耐久性に優れた外壁材を選ぶことがおすすめです。
その選択をすることで、メンテナンスの手間と費用を削減し、自宅の価値を長期にわたり保持できます。
今回の記事では、そのようなあなたのニーズに応えるための、外壁材選びのポイントとメンテナンス戦略についてご紹介します。

 

□耐久性の高い外壁材の選び方

 

外壁材を選ぶ際には、単に家の見た目を美しくするだけでなく、その材質が将来にわたってどれほど持続するかを考慮する必要があります。
家の外壁材は、住まいの印象を大きく左右するだけでなく、長期にわたるメンテナンスコストや耐久性にも深く関わってきます。
外壁材の平均的な耐久年数は10~20年と幅広く、これは選択した材質によって大きく異なると言えます。
そのため、耐久性の高さを求めるなら、「外壁材自身の耐久性」に着目することが大切です。

 

*それぞれの外壁材の耐久性

 

1:コンクリート

コンクリート製の外壁は約15~20年の耐久性があり、これはコンクリートの強固さと柔軟なデザイン性が評価される理由の一つです。
液状の物質を使用しているため、さまざまな形状やデザインを実現できます。
そのため、住宅だけでなく公共の建物やインフラにも幅広く利用されています。

 

2:樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは10~20年という幅広い耐久性を持ち、その多様性と適応性で人気があります。
ただし、樹脂系サイディングの耐久性には10年の幅があるため、使用環境によっては早期のリフォームが必要になることもあります。
樹脂素材はデザインの自由度が高く、さまざまな環境やスタイルに合わせて選ぶことができるのが魅力です。

 

*メンテナンスの重要性

 

1:耐久性の高さだけに注目することの落とし穴

コンクリートも、樹脂系サイディングも、非常に耐久性が優れた外壁材として知られています。
しかし、どんなに耐久性の高い材質を選んだとしても、「適切なメンテナンス」が欠かせません。
それは、外壁材は日々、紫外線や雨風といった自然の影響を受け続け、それにより表面は徐々に劣化しているからです。
特に直射日光が当たりやすい場所や、海岸近くで潮風の影響を受けやすい環境では、外壁材の劣化が早まることがあります。
そのため、住宅の立地や環境を考慮し、早めの段階でのメンテナンスを心がけることが重要です。

 

2:定期点検を心掛けることが大切

新築住宅の場合、多くのハウスメーカーや不動産会社から、築1年、2年、5年ごとの定期点検の案内があります。
これらの定期点検では、外壁材のひび割れや塗料の剥がれなど、外壁の状態をチェックすることができます。
こうした点検を受けることで、早期に問題を発見し、適切な時期に修繕やメンテナンスを行えるようになります。

 

外壁材は、雨や湿気から家を守る重要な役割を担っており、「雨漏りを防ぐ」「室内にカビを発生さ

せない」など、快適な住環境を維持するために欠かせない部分です。
したがって、定期点検には多少の費用がかかるかもしれませんが、それを受けることでより長い期間、住宅を快適に保てます。
外壁材の選択とメンテナンスには十分な注意を払い、賢い選択をすることが求められます。

 

□長持ちする外壁へのメンテナンス戦略

 

耐久性をさらに高めるためには、「定期的なメンテナンス」が欠かせません。
特にガルバリウム鋼板のような材質は、こまめな汚れの除去が効果的です。
また、耐候性に優れた塗料を使用することで、メンテナンスの頻度を減らし、長期的なコスト削減に繋がります。
さらに、シーリングや目地の耐候性を強化することで、外壁の小さな隙間からの水漏れや劣化を防げるようになります。

 

□まとめ

 

賢い外壁材の選び方とメンテナンス戦略を通じて、あなたは自宅の価値を守りながら、長期的にメンテナンスコストを削減することができます。
耐久性の高い材質を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、家はより長く美しく保たれるでしょう。
「塗料選び」「外壁材選び」に力を入れても、すぐに劣化してしまっては意味がありません。
そのため、ぜひ長期的なメンテナンスも視野に入れながら、塗料や外壁材を選んでいきましょう。

編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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