サイディングの汚れ落とし:外壁を長持ちさせる掃除のコツ

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サイディングの外壁掃除は、家の美観を保つだけでなく、外壁の寿命を延ばす重要な手段です。

しかし、間違った方法ではサイディングを傷める可能性があります。

今回の記事では、初心者でも正確にサイディングの掃除を行えるよう、基本と注意点をご紹介します。

□サイディング汚れ落としの基本:5つの大切なポイント

サイディングを掃除する前に、以下のポイントを確認しましょう。
これにより、サイディングを傷めずに効果的に汚れを落とせます。

*高圧洗浄・スチーム洗浄はNG

高圧洗浄機やスチーム洗浄を使用すると、サイディング表面を保護する塗膜が損傷し、カビやコケの発生を促進させる可能性があります。
ニチハといったサイディング製造メーカーも、高圧洗浄やスチーム洗浄の使用を避けるようにと明記しています。

*やわらかいスポンジ等でやさしく拭く

サイディング表面の塗膜を保護するために、やわらかいスポンジを使用して汚れをやさしく拭き取りましょう。
硬いブラシやたわしを使用すると、塗膜が剥がれてしまう恐れがあります。

*使用した洗剤はしっかり洗い流す

洗剤を使用する場合は、サイディングに洗剤が残らないようにしっかりと水で洗い流しましょう。
洗剤が残ると、変色や劣化の原因になることがあります。

また、これらのポイント以外にも、以下のポイントを意識しましょう。

例えば、天気が良く、風のない日に掃除することです。
掃除は、天気が良く風のない日に行うのが最適です。
風が強い日や雨の日に掃除をすると、せっかくの努力が無駄になってしまう可能性があります。

また、汚れてもいい服装で行うことも重要です。
掃除をする際は、水や汚れが跳ね返ってくることを考慮して、汚れてもいい服装で行いましょう。

□外壁が汚れる主な原因とその対策

外壁が汚れる原因は主に以下の4つです。

1つ目は、カビ・コケなどの発生による汚れです。
湿気の多い場所や日当たりの悪い北側にカビやコケが生育しやすくなります。
外壁用の防カビ・殺菌効果のある洗剤を使用して、これらの汚れを落としましょう。

2つ目は、排気ガスや空気中の土埃などによる黒ずみ汚れです。
自動車の排気ガスや風によって運ばれる土埃が外壁に付着して黒ずみの原因となります。
これらの汚れは、水をかけて洗い流すことで対処できます。

3つ目は、雨水による雨だれや水垢汚れです。
雨水が流れることで外壁に線状の雨だれや水垢ができることがあります。
雨だれ汚れは水で洗い流し、水垢汚れには専用の洗剤を使用しましょう。

4つ目は、鳥のフンによる汚れです。
鳥のフンは外壁を汚すだけでなく、金属部分を腐食させる原因にもなります。
早めに取り除き、必要であれば中性の洗剤を使用してください。

□まとめ

今回は、サイディングの汚れ落としについて解説しました。
サイディングの掃除を正しく行うことで、家の美観を保ちながら、サイディングの寿命を延ばせます。

この記事が、効果的かつ安全にサイディングを掃除するための参考になれば幸いです。

編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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