水性塗料と油性塗料のそれぞれの相性を説明します!

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外壁塗装や屋根塗装において、使われる塗料には水性塗料と油性塗料の2つがあります。
これらはそれぞれによってメリットがあり、相性もあります。
今回の記事では、それぞれがどのような住宅に適しているのか、それぞれの相性はどうなのかについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□水性塗料と油性塗料のメリットとは?

*油性塗料のメリット

1つ目は、耐久性・密着性に優れていることです。
油性塗料の溶媒はシンナーという成分であり、これは耐久性の高い塗膜を作り出します。
また、密着度が高いため、紫外線が強い地域や雨風が強い地域でも劣化しにくいです。

2つ目は、仕上がりがきれいであることです。
油性塗料はきれいな光沢が出て、輝きのあるツヤが生み出されます。
乾燥しきると刷毛跡がなくなり、きれいな仕上がりになります。

3つ目は、乾燥が早いことです。
水性塗料と比べて水分量が少なく、その上揮発性も高いので、乾燥するまでに受ける気温や温度の影響が小さいです。
そのため、塗装時期を選びやすいでしょう。

*水性塗料のメリット

1つ目は、人体や環境に優しいことです。
油性塗料は機能性は優れていますが、人体や環境にはあまり良くありません。
それに比べて水性塗料は、人体への影響が格段に少ないです。
また、臭いも少ないので、気分が悪くなるということも避けられます。

2つ目は、値段が安いことです。
水性塗料はベースが水であるため、安価に生産できます。
そのため、油性塗料に比べると比較的安価な価格で塗装可能です。

3つ目は、引火しにくいことです。
水が主成分なので、油性塗料に比べると引火の心配が少なく、保管が簡単です。
塗装後に使った道具も水洗いして問題ありません。

□水性塗料と油性塗料の相性とは?

油性塗料の上から水性塗料を重ね塗りは基本的にできません。
油は水をはじく性質を持っているため、重ね塗りをするとうまく塗れなかったり、塗装がはがれたりしてしまいます。
そのため水性塗料で重ね塗りをしたい場合には、水性塗料を重ねる必要があります。

ただし、水性塗料の上から油性塗料を重ね塗りすることは可能です。
その際にはしっかりと水性塗料が乾ききっていることを確認したうえで重ね塗りを行うようにしてください。

□まとめ

今回ご紹介したように水性塗料と油性塗料にはそれぞれメリットがあり、性質が全く異なるものです。
お住まいの地域の気候や風土を把握したうえで、どちらの塗装にすべきかを選択することで理想の住宅を実現できるでしょう。

 

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編集者プロフィール

小笹 正幸
小笹 正幸
1970年生まれ。建築業界歴29年。
大工の棟梁であった父を継いだわけではないが同じ業界に興味を持ち、大学卒業後、首都圏を中心とする建売会社に入社。現場監督を希望するも営業に配属される。3年後、地元の総合建設会社に新たに住宅部門が設立されるということでUターン。この会社で企画、不動産販売、分譲住宅販売、現場監督、メンテナンスと一通りの業務を経験させてもらう。その後、会社が倒産。残務処理中に色々なお客様から「違う会社行っても面倒を見て欲しい」といわれ、独立開業を決意。2008年1月にして創業16年目。
「私を必要とする人を全力で笑顔にする」ことをミッションとして行動しております。
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